2018年12月1日土曜日

熊手のお陰様

もうあっという間に12月1日。
2018年も31日で終わりなわけで。
只今2019AWの商品を作ってるんですが、
それが終ったら2020SSとかの話になり
もう2020年来てしまうの?と
時の流れにホラーを感じます今日この頃です。



そんな中、酉の市に行きまして
新しいのを買おうとした日の事です。
少しづつ熊手を大きくして商売繁盛の
験を担ごうと思って行ったんですが、
ふと冷静になってしまいました。



今年はこの熊手を見て頑張ろうと思った瞬間が
1秒もなかったと!
別に熊手が悪い訳じゃないんです。
ただ熊手にかける思いが足りてなかっただけなんです。
1年に1回の買った瞬間は頑張るぞと
奮起させてくれる存在であったかもしれないけど、
それよりも奮起させてくれる物事が多過ぎて
熊ちゃんは私にはそんなに必要なかったのです。


ということで今年は熊手を買わず
お礼を言って奉納し(グッバイ熊手)、
その買わなかった分のお金で本を購入しました。




その中の一冊に永井均さんの
「マンガは哲学する」を購入。



漫画に潜む"狂気"が
分かりやすく紹介されてます。

私は少年ジャンプを小2から読んで育ったので
どれも目から涙の解説と新たな視点がいっぱい。
ファッションと共通する大狂気なこともあるので
正月の1冊に是非お手にとってみて。
ジャンプで思い出したけど
ハンターハンターが休載で
(当然よね♡)、
富樫先生がもう次の10話分はできているっていう
激アツコメントを出してくれたので
もうそれだけで十分生きていけます。







ちょっと脱線しましたが
その流れで東村アキコさんの漫画
「かくかくしかじか」も購入しました。



作者の東村さんは私と同じ宮崎県出身で、
さらに同じ高校という宮崎のスターでございます。
(そのまんま東と温水洋一だけじゃないよ)
この作品は作者の自書伝で、
絵画教室の恩師の話です。

大人になってなんでふと何でこんなことしてんだろ
って思う事ありませんか?
私はめちゃあります。
でもそんな時、なぜ自分が選んだのか
原点に振り返らせてくれるような
モノや人との出会いがたぶん誰にでもあって、
この漫画はそんな原点を見失ったり、
自分を形成してくれたものを思い出させてくれる
激アツな本でした。


余談ですが、中学から高校まで通ってた
個人でやってる数学の塾があって、
そこの先生もめちゃ変でした。
(60歳後半で一回救急車で運ばれた)
テストで100点取ったら
月謝1000円引いてくれるんだけど、
一緒に行ってた友達皆結構頭よくて
引かれまくってて今思えば可哀想だったな。

そこで勉強のやり方を教わって、
数学が楽しくなって、
学校以外の問題めちゃ勉強させられて
いろんな勉強が楽しくなった気がする。
先生有難うだわ。









こんな感じで熊手から卒業し、
新しい本と出会った私でした。















深爪

椎名林檎や宇多田ひかるを聴いていると 女性解放と言わずもがな人間解放的な 本当に自由に生きていいと背中を押され 生き物として自由の根幹の大切さをひしひと感じる暑い夏、 皆様お元気でお過ごしでしょうか。 私事なんですが個人的に爪の白い部分が苦手で お仕事的にも料理をする衛生的にも...