2023年3月31日金曜日

孤独な

桜の花が咲いているのを見て立ち止まり、

綺麗だな〜って思うよりもう春来ちゃったわどうしよう〜

という謎のプレッシャーに駆られる春の夜のこと。

若い女の子が彼氏とのデートでサイゼリアを選ばれたことに

すごいキレてる話を盗み聞きして、若いな〜と思った今日この頃

皆様いかがお過ごしでしょうか。






サイゼリアってデートで選ばれたら寧ろテンション爆上がりする

ところなんじゃない?と思ってたんですが、実際どうなんでしょう。

高級なイタリアンで上っ面でつまらないトークよりも

サイゼリアでしかできない滑らない話とか好きなものを全部注文するとかの方が

絶対楽しいデートになるに決まってるはずなのに、

若い女の子はサイゼリアを選ばれたことがやりきれなかったのか

お金持ちの人と付き合いたいわ〜と言ってました。

色々ツッコミたいことあったけど、散りゆく桜の花びらのようにスルーし、

サイゼリアのことを悪くいう女とは友達になりたくないなと思ったっす。

(好きなメニューはエスカルゴとガーリックバターパンです)






最近知り合ったばかりのフォトグラファーがパートナーと別れてから

美術館に一人で行ったら今までパートナーと行ってた時より

すごい集中できて解像度も上がってめちゃくちゃ良かった

という話を聞いて共感マックスでした。

一人の時間というか、孤独になる時間がどれほど大切か、

もの作ったり、何かを創造する人にしか分からない感覚の話は

何か桜の時期にはしこたま沁みました。

いることに越したことはないけど、

たった1つの他人への願いは、他人でいて下さいなのかもしれないと

小声でしか言えないことを思ってしまった。




そんな孤独を愛するお客様に (どんな前置きだよ)

2023SSのKOTONAは「都会の女が別荘に行く」

というコンセプトのもとリラックス感がありながらも

都会の女のストイックでどこか品があるものをお届けします。

眩しいオレンジは太陽を、ライトブルーは水辺を

イメージしたシーズンカラーで軽く生きて欲しいっす。

そんでもってパートナーと別荘に行ったのにも関わらず

別れたよ〜っていうお客様がいらしたら特別なクーポンを渡したいです。







とか呑気なことを言ってる場合ではなく、

生きてるだけで人生皆大変で、色々な世界があります。

アカデミー賞を獲った映画の

「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

賛否両論あるけど私は今の時代の

相対化された絶望的な世界で生きる人の

どうしようもない現実を少しでも明るく生きようとしていること、

本当に意味のある時間はほんのわずかな時しかないこと、

交わらない世界の生き方の尊重など、

本当色んな視点の「希望」がたくさんあって良かった。

そして観終わった後に鏡に向かってカンフーの真似をして、

どこか強くなった気もする、そんないい映画っす。

あと映画界でこの評価されるといのが純粋に嬉しい。






Claude Debussy - Clare De Lune

ソーセージの指人間が足でピアノを弾くシーン












孤独な人のためのクーポン

使ってからのお楽しみに〜!

DEKJ24W6




Feeling good

ラフォーレ前の交差点で帽子から靴まで 全身ピンクの装いをした 金髪のギャルおばさんが ラジオ型のスピーカーを右肩に背負いながら 優里のドライフラワーの曲に合わせて全力で歌い 練り歩いてた横を通った時に、 あぁ東京に出てきて良かったなと 心が軽くなる のは私だけでしょうか。 東京の...