2024年7月5日金曜日

深爪




椎名林檎や宇多田ひかるを聴いていると

女性解放と言わずもがな人間解放的な


本当に自由に生きていいと背中を押され


生き物として自由の根幹の大切さをひしひと感じる暑い夏、


皆様お元気でお過ごしでしょうか。








私事なんですが個人的に爪の白い部分が苦手で


お仕事的にも料理をする衛生的にも断然深爪派でとっても小さな爪なんです。


仲の良い友人のデザイナーも同じ小爪で(爪を見て苦笑する仲)、


だよね〜安心安心、信頼マックスと思って


先日ふと彼女の爪を見ると良い感じに伸ばしてて、


透明のネイルでコーティングされてるのを見て、


自分の価値観が揺らぎました。







他人がネイルしているのはその人の美意識なんで


ノータッチで別に何とも思ってなかったんですが、


同じ人種というか同じような生身プリミティブ人間が


ちょっと美意識に気をつけていると分かると、


私もいよいよか、、と思い36年間野放しにしていた


我が可愛い小爪をケアすることを始めました。


甘皮?をそそくさとケアし、オイルを塗り、


ヤスリ的な棒で形を整え、かまぼこのような板で表面をピカピカに磨き、


保湿液で整えてみました。







世の中の人はこんな大変な思いをして綺麗にしてると思うと泣けてきまして、


本当、爪の綺麗な人只々リスペクトっす。


こんな小さな宇宙のような爪に時間かけて


美意識を上げる世界は自己愛なくしてはできないなと、


ほんのちょっと体験して感じました。


これからネイルをケアしている女性を見る度に、


この人は自己愛があるんだなって思う次第です。


やってみて一瞬テンションあがりましたが、


私は料理したいので即行で白い爪の部分を切り落としました。


たまに飲む友人のおしゃべりおじさんが、


色んな意味でモテたかったら爪は切ってた方がいいと言うのを思い出し、


私はモテたいので深爪派でいこうと改めて思った次第っす。







話を最初に戻って私的に女性解放というか、

解放と自由を感じるアーティストはトレーシーチャップマンっす。

声もビジュアルも含めて当時は男性だと思ってて

透き通る真っ直ぐな声と歯痒い歌詞に胸が熱くなり、

大学生時代にがむしゃらに働いてたバーで聞き入って、

CDを繰り返し聴きこみ、暑い日の労働の曲として染みついた。

人にはその人の時代時代にあった心に沁みる曲があって

好きなアーティストを聞かれたらよく分からない自信を持って

トレーシーチャップマンと答えていけど、何で大切かと聞かれたら

説明のできない胸に込み上げてくる感情が熱くなる曲だからかもしれない。






Tracy Chapman    「 fast car 」






ここしばらく私は生きるのが辛過ぎてブログ書けませんでした。笑

というのは冗談で、ブランドをスタートしてもうすぐ10年くらいに

なるんですが、人生を見直したら見直し過ぎて

どうやって生きたかったんだっけ?状態になってました。

次のシーズン、また新しいことにチャレンジしていく次第なので

爪を短く切ってじっくり頑張って行こうと思います。

トレーシーチャップマンも深爪なのが嬉しいっす。











深爪

椎名林檎や宇多田ひかるを聴いていると 女性解放と言わずもがな人間解放的な 本当に自由に生きていいと背中を押され 生き物として自由の根幹の大切さをひしひと感じる暑い夏、 皆様お元気でお過ごしでしょうか。 私事なんですが個人的に爪の白い部分が苦手で お仕事的にも料理をする衛生的にも...