久しぶりに人にブチ切れた。
切れすぎて怒りが昨日のように蘇るのみると
まだ時間が必要だなと感じるし、私もまだ未熟だなと思ってしまう秋、
皆様いかがお過ごしでしょうか。笑
人間は怒る権利を持ってると同時に許す寛容さもあるらしいが
その人を理解するまでに至らなかったらこの話は終わりなんだなと思う。
そして久しぶりに怒ったせいか怒りの処理の仕方が分からず、
仕事と音楽とお酒の無限ルーティンをしたら、色々なことがクリーンになった。
という流れで、次のシーズンのことでここ1ヶ月悶々と内へ内へ心が向かう中、
いつもより何か違うものが掴めそうな気がしているせいか
毎日がそれはそれで辛くてとても充実していて楽しい。
作業中のBGMはシーズンに合った曲や、
佳境になると自分を鼓舞するような曲を選曲している。
今シーズンはラッパーが主人公の漫画
「スーパースターを唄って」にハマったのもあって
人生で初めてヒップホップをめちゃくちゃ聴いてる。
音楽漫画のブルージャイアントがお好きな方や、
心に静かで熱いものを持っている方は是非是非読んで欲しいっす。
今年のグラミー賞はケンドリック・ラマーが受賞した。
ヒップホップが音楽業界を席巻しているけど、
本物のラップのリリックは心の声が想いに乗って強いし熱い。
カルチャー的に貧しい若者たちの娯楽として始まったのがスタートだし、
社会情勢や環境が悪ければ悪いほど流行るし、
ヒップホップが熱くなる印象がある。
今の世界が悪いか良いか、自分の生き方は間違ってるか正しいか、
幸せか不幸か、未来はあるかないかなど
今の自分と葛藤しているリリックはやはり胸にくるものがある。
先日、E.YAZAWAこと矢沢永吉さんのライブに行ってきた。もちろん初。
駅に降りると白いスーツのセットアップを着たそっくりさんが
一人、また一人と現れ東京ドームに着く頃にはたくさんの永ちゃん風がいた。
おいおい、好きなのは分かるが、コスプレしたいくらい好きなの?
みたいな感じだが、皆んな堂々としている。
あれもしかして、セットアップでいる方がライブ楽しい説?と思っちゃうくらい
会場の中はたくさんのセットアップおじさんがいて、
ライブ直前まで「永ちゃーん!永ちゃーん!永ちゃーーーーん!」
といった応援団の鬼のような永ちゃんコールが続いてた。
今まで色々なライブに行ってきたが、一番年齢層が高く、
一番宗教的で、一番ファンの層がやばかった。
そして矢沢永吉は76歳、嘘みたいに光ってた。
一曲も知らなかったが、知らなくてもロックが魂ということは分かる。
もうあのファンに囲まれて、あんなに歌いまくってたら嫌でも感動する。
感動する度に、周りのファンを見て冷静になる、この繰り返しのライブだった。
50年間続けてきた生き様を見れて普通に感動した。
音楽もファッションも熱いものに触れる度に涙が出そうになる。
心の琴線に触れられると想像と妄想が加速し火ように燃え上がる。
この気持ちを胸に大切にして、黙々と仕事と向き合って、
色んな出来事を風のように軽やかに受け流して、
次のシーズンも静かに熱いものを作ろうと思う。
仕事が終わる家路に今日のあれって合ってたかなと思って
次の日改めて考えると大体アイディアひっくり返し考え直す。
最後に振り絞った何かがその時の自分のベストだと思いたい。
といことで今シーズンはラッパーになりたい。
"夢をあきらめて現実を生きます" --- 神門
