2021年7月19日月曜日

心を掴むもの



2000年のraf simionsのピタピタロックTを着てたら


すれ違いの男性にそのTシャツ譲って欲しいと言われ、


おいおい新しいナンパの手法だなって思っている蒸し暑い夏の始まり、


皆様いかがお過ごしでしょうか。


そのTシャツは学生時代、男友達が痩せたら着るから


それまで持ってて言われ、


そのまま闇の世界に消えてしまったので借りパクしているもの。


15年前のことだからもう時効だよね。


声掛けてきた男性はどうやら古着屋さんで


この頃のrafのものを探しているということ。


いやいや転売するやないかい〜!と


突っ込んで笑顔でお断りした。






どうだ、ダサいでしょ。











先日、インタビューされる機会があって


おしゃれを楽しむためには〜みたいな質問があった。


心の中では何だこのセンスのない質問、


マジで知らんがな、、みたいな悪い自分が出てきて


そもそもおしゃれって何ですかね?と逆に質問しちゃったり、


○○するために〜なんて言葉で動く人間に何かなっちゃだめよと


自己啓発本が大嫌いな天邪鬼な私は


おしゃれなんてぶっちゃけどうでもいいし、


おしゃれかおしゃれじゃないかでジャッジするなんて小さすぎるし、


楽しむなんて好きなもの身につけてたらそりゃ楽しいわよ


みたいな舐めダルマばりのラップを刻もうとしてた。









少し冷静になって、インタビューが文字化された時に


すごくつまらないインタビューになりそうだなと想像する。


というのもパワーワードがない文章ってもう


おかずのないご飯みたいなもので


ちょっと待てとなる。










一周回って思いついたのが、


「ファッションが好きならお金を使った方がいい」


ということだった。


そりゃ安くても可愛いものはこの世にいっぱいある。


安さを否定する訳じゃなくて、


経験からするとそれなりの価格がするもの、


高いものっていうのは理由がある。


昔買ったアライアの牛革のジャケット(高かった。。)とか、


当たり前のかっこよさも何だけど、


明らかに時間と手間と職人の技術がこもってる。


そして着ると頬が自然にゆるむような多幸感と着心地に包まれ、


無敵なような気分になる。


今でも着続けているし、70歳になっても似合っている自信がある。


このジャケットとどう歳を重ねようか。


このジャケットに似合うものは何か。


とういかこのジャケット着れば何でも大丈夫じゃない?


みたいな気持ちの広がりがすごい。


気持ちを広げてくれるのってそんなに出会えないから


出会ったらもう運命だと思った方がいい。







しかし買うときは値段見てウム、、とひよったのも覚えてる。


当時私は清水の舞台から飛び降りる覚悟で買った。


飛び降りた結果、一緒に生きていくパートナーを見つけることができた。


まぁ一緒に生きていけなくても、自分の中でこのジェケットが最高!


という価値を築くことができた。










話を戻すとおしゃれってワードがもう小恥ずかしい。


もう何着たっていいんだよ。


今を生きるのにマックス楽しめる服を着たらいい。


明日死ぬと思って服買って見て欲しい。


死なないでマックス最高(意味わからないな)を掴んで


とりあえず気持ちを作ることが


ファッションを楽しむことに繫がるはず。









と言いながら今日は蚤の一で3ユーロで買った


おじさんのようなワイシャツを着ている。


サイズ感いいし、着心地いいし、お気に入りな一着。


それでもいけてるなと思うのは選んだ自分に


自信があるからかもしれない。


あと今日は父とお昼をするからバランスを考えて選んだ。


お蕎麦を食べながら父が


「結婚するなら1億円くらい持ってた方がいいぞ」


とボソっと言われ、お箸が止まった。


当分結婚できなさそうっす。











野村訓一のラジオで結婚するときのおすすめの曲されてた


fishmansのいかれたbabyを夏の夜に。


訓一の7月11日の回はfishmansの愛でいっぱい。










今着れるアイテムいっぱいあります。


オンラインショップを覗いてみて下さい。


清水の舞台ほどではない高さだけど、


気持ちを作るものいっぱいあります!






WEB SHOP




https://kotona.official.ec/








Feeling good

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