2018年8月5日日曜日

人と話すということ

ある日、昔のバイト仲間のラッパーから
電話が掛かってきた。
内容はYさんに会いに行かない?
というお誘いの電話。
Yさんは私がバイトしてた時によく来ていた
常連さんのお爺ちゃんで、バーのオープン前にやってきて
ウイスキーのお湯割りを一杯引っ掛け、
風のように去って行くような
軽やかに生きているタイプの人間だった。
お店以外でも一緒にご飯に行ったり服を買いに行ったり、
学校の課題で写真を撮るのがあったら
モデルをお願いしたりとお客さんというより、
友達みたいな感じで接していた。




ファッションの話をすると109に
行ったことはあるか?と聞かれ
モードも分かるが109がなぜ残ってるのかを
見たほうがいいと言われ
一緒に109を徘徊したり笑
エルメスに行って品とは何かを店員さんと話したり、
世の中何が起こっているのかを教えてくれたりした。
一日5件くらいブログをアップしてて、そのブログの内容は仕事の延長上の経済の話を中心にデータ分析からその会社の動向、市場価値を綴った
結構ヘビー級の内容を
腱鞘炎になりながら書いていた笑
普通の人にない審美眼を持っていて、
一緒に遊ぶのがとても楽しかった。




そのお爺ちゃんとはかれこれ
10年くらいの付き合いになる。
現在は94歳。
ラッパーの友達が誘ってくれた理由に、
友達に不幸があって
いつ死んでもおかしくないから
時間あったら会いに行こうよ〜
という感じだった。
過去にこういう誘いがあって
そのまま会えなくなった友達がいたから
本当こういう誘いあったら皆様是非行って欲しいです!
それで2年ぶりにYさんに会いに行った。





家ではなく老人ホームになっていた。
ちょっと痩せていたものの
頭の回転は全く衰えてなかった。
耳が遠くなって音楽聞こえるの?と聞いたら
『音楽は魂で感じものだから耳は必要じゃない』とか。
いい女は叔父さんと付き合うのといいと言い、
じゃ叔父さんっていうのは男がどうなったら叔父さんなの?っと聞くと
『思いやりを持ってる男のこと』と、(心の中にクリーンヒット!)
若い時は容姿が綺麗さやその人が持っているもので概算するけど
そういいものは普遍的ではないからと言った。
そして他人に思いやりがもてるなら
自分を他人化して優しい人間になれると。

本当現代にこんなロマンチストいるかというくらい めちゃくちゃ
ロマンを連発するんだけど、ロマンを持てるのも人間ができることだなと。






こんな話をしている時は
もちろん目と目を見て話しをしている。
間違っても携帯を通しての話題ではなく
自分の生きている言葉を話している感覚があった。
あたり前のことかも知れないけど、人と話す時の感覚をもっと大切にしたいなと思った。




帰りに玄関まで見送りに来てくれたYさんに
いい女になったなと褒められた。
ということは、、、
いい叔父さんを見つけないと、、!
と感じる休日っす。







Feeling good

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